【プロフィール】スバル レヴォーグ
北米への対応のため大きくなり過ぎたレガシィの穴を埋めるために日本ユーザー向けに発売されたのがスバル レヴォーグだ。
レガシィが大型化し始めたのは4代目からだ。
それまで5ナンバーサイズ(1695mm)を維持してきたが4代目で3ナンバーサイズとなった。
本格的な北米対応は5代目レガシィ(2009年~)となる。
レヴォーグの発売が2014年のため、おそらくはさらに大型化する6代目レガシィ(2014年~)による日本の顧客離れを防ぐためにタイミングを合わせてきたのだろう。
搭載されるエンジンは1.6~2.0Lフラット4ターボでAWDはアクティブトルクスプリットまたはVTDとなる。
全てターボなのは水平対向エンジンが構造上ショートストロークのピストン運動になるため低速でトルクが細くなりがちなためだ。これを小径でレスポンスのよいタービンで補っている。高圧縮としていないため1.6Lはレギュラーガソリン仕様だ。
以前のレガシィは2.0Lフラット4ツインターボで280ps、またアクティブトルクスプリットAWD、VTD-AWD、マニュアル車用のビスカスLSD付センターデフ方式AWDと多彩なラインナップだったが現在はシンプルだ。
【メリット①】わかりやすいグレード構成
プロフィールのところで少し触れたが以前のレガシィはエンジンとAWDの構成が複数あった。
4~5代目だけでもざっと以下の構成がある。
- 2.0Lフラット4~3.0Lフラット6+アクティブトルクスプリットAWD
- 2.0~2.5Lフラット4ターボ+VTDーAWD
- 2.0Lフラット4系マニュアル車+ビスカスLSD付センターデフ方式AWD
代表的な3つまでにしておくが、ここに4代目ではSOHC・DOHC仕様やトランスミッションを含めると4~5速ÅTの違い、細かくはビルシュタインサスの選択など購入者を悩ます仕様の違いが多数あった 笑)
ぼくも初代~3代目までレガシィを乗り継いできて購入する親父とともに悩まされた・・笑)
雪国の新潟ではスバル車比率が高い。
パイパスや高速道路、雪道ではフルタイムAWDは圧倒的な安心感があるのだ。
レヴォーグのグレード構成はわかりやすい。
- 1.6Lフラット4ターボ+ アクティブトルクスプリットAWD +リニアトロニック(チェーン式CVT)
- 2.0Lフラット4ターボ+VTDーAWD+リニアトロニック(チェーン式CVT)
2つのみだ。あとはお好みでビルシュタイン製ダンパーをどうぞ。
モデルによってはビルシュタイン製ダンパーはオーバーホールも可能なので、興味のある方は検索してみてほしい。
【メリット②】貴重なワゴンモデル
2019年現在、ワゴンモデルといえばアウトバック、カローラフィールダー、プリウスα、フィットシャトル、アテンザ(MAZDA6)ワゴンぐらいしかない。
ボクが誰かとふたりくらいで旅やキャンプやウィンタースポーツを楽しむならどんなモデルが良いかを考えたときに国産ではスバル レヴォーグがイチバン気軽に旅立てるモデルなのではないかと思う。
どのグレードを選んでも走りが楽しめ(アイサイトも標準装備)ちょっとカッコよく旅を楽しめるからだ。
アウトバックやアテンザワゴンでは大きく手に余る場面があるしカローラ、プリウス、フィットクラスは荷物は積めるが長距離移動を楽しみとしてとらえるクルマではない。
【メリット③】STIチューンモデルが選べる
ワゴンでスポーツモデルが選べるのは国産ではスバル レヴォーグしかないといってよい。
(2019年末に発売予定のカローラワゴンは気になるが・・笑)
さらにレヴォーグではSTIモデルも選べる。
STIモデルでは前後ビルシュタイン製ダンパーのほか内外装でもSTIらしい赤を使ったその気にさせる演出がされている。
2.0Lフラット4ターボモデルは国産ワゴン最速といってよい。
フラストレーションなく目的地までたどり着ける。
※アルミパッド付ペダルとなっているがこれは靴によっては滑りやすいため注意してほしい。

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