【プロフィール】トヨタ プリウス
トヨタ プリウスは1997年に誕生し2019年現在は4代目となっている。
世界発の量産型ハイブリッド車として発売されたが、初代が発売されたとき はっきり言ってカッコ悪いと感じた。
空気抵抗を低減するとはいえのっぺりとした鼻面のフロントグリルとタコメーターのない斬新なセンターメーター、ハイブリッドなのにハンドシフトなど走り好きにはまったく縁遠い車だと思った。
しかしボクは10年ほど後にこの車のオーナーとなる。
トヨタディーラーで見かけた初代後期型(NHW11)に一目惚れしてしまったのだ。
ほどよく色褪せたライトグリーンの外装とハンドシフトに懐かしさを感じたからだ。
中古車購入当時は3代目が発売されていた。
3代目の巨大化しつつも空気抵抗を低減させるためのハッチバックスタイルやエレクトリックレバーなどの先進的なスタイルと比べて初代プリウスがレトロに感じてしまったのだ。
プリウス以外にもハイブリッド車が続々と登場するなか燃費志向のユーザーだけがプリウスを選択する時代ではなくなった。
プリウスをあえて選択する理由はなんだろうか?
【メリット①】空力を追求したボディ
ここでいう空力とは燃費のための空気抵抗の低減だけではない。
はっきり言うとプリウスのCd値(空気抵抗係数)は0.24~0.26ほどだが、例えばSUV車でCd値が0.30の車と比較しても燃費は高速走行でも1km/Lも変わりはしない。
空気抵抗を低減するボディはプリウスの省燃費性能のひとつとしては欠かせないものだろう。
こういった小さな燃費向上性能の積み重なりが驚異の燃費を生んでいる。
しかしボクはこの空気抵抗を低減させるために行き着いたデザインに価値があると感じている。
いつの時代でもプリウスのデザインは物議を呼んできた。
どちらかと言えば酷評のほうが多いとは思うが、それは他車と似ていない違和感からだ。
他車と似ていないとはトレンドに流されないことでもある。
つまり似たような車とともに埋もれずに存在感を維持できるということだ。
走りについて補足だが、プリウスは高速になるほど空気抵抗を感じにくい快適な車であることを加えておく。
特に高速道路の風の強い日などスポーツ車以外で、もっとも風によるストレスを感じないのはプリウスだ。
【メリット②】プリウス専用タイヤを使える
プリウス専用タイヤまたはプリウス装着を前提に開発されたタイヤが存在する。
- ブリヂストン ECOPIA EP001S 195/65R15(205/55R16もあり)
- ヨコハマ BluEath-01 EF20 195/65R15のみのラインナップ
- ダンロップ エナセーブNEXT2 195/65R15のみのラインナップ
- トーヨー NANOENERGY0 195/65R15のみのラインナップ
- グッドイヤー GT3 185/65R15(2代目プリウス専用タイヤ)
195/65R15は3.4代目プリウス用でこのサイズは汎用性が非常に高いサイズだ。
一時代前はセダン、今でもミニバンなどで定番のタイヤサイズとなっている。
そのためこのサイズで選べるタイヤブランドは多く安価で買えるタイヤサイズだ。
私が乗っていた初代プリウス(NHW11)は165/65R15という特殊なタイヤを履いていたため選べるタイヤブランドが少なく苦労した。
3.4代目プリウスに乗ってられる方は安価なタイヤを選びたい放題だが、ぜひ上記のような専用タイヤを選択してほしい。
【メリット③】歴史あるプリウスマニアの情報
プリウスマニアというサイトが存在する。
2019年現在、初代プリウス~プリウスαまでとアクアの専用掲示板がたちあがっている。
ボクは初代プリウスに乗るまえからこのサイトを拝見していたが、オーナーとなってからは情報以外にプリウスの乗り方についても勉強させていただいた。
プリウスの乗り方に滑空やグライダー走行などが存在する。
詳しく知りたいかたは検索してみてほしい。
3.4代目となって非常に多くのかたがプリウスに乗るようになってからはマニアックな乗り方をするのはごく一部で、フツーに運転している方が大多数だろう。
周りの交通状況があるのでフツーに走っていてもらいたいのだが 笑)
いまはハイブリッド車を手放してしまったがエネルギーモニターをちらっと見るのはやはり楽しい。
プリウスマニアは情報の宝庫だ。
トヨタ開発者も情報として活用しているようで、4代目のグリルシャッター搭載はプリウスマニアの多くの要望が実現したのだろう。
プリウスマニアを見ればハイブリッドの歴史も見ることができる。
見続けているとハイブリッド車(トヨタ THS系)に乗りたくなってくるのはボクだけではないだろう。

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