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編集長の鈴木です。
この記事では、KINTOの評判・口コミからメリット・デメリットについて解説しています。

KINTOってあるけど実際どうなの?
使うメリット・デメリットがあれば教えて下さい。
以上のような、KINTOの評判についての質問にお答えします。
- KINTOについての良い口コミと悪い口コミ
- KINTOのメリットとデメリット
- KINTOに向いている人と向いていない人
- リース終了後の残価支払いがない
- 車両保険が付いている
- リース期間中にクルマを乗りかえられる
他のサービスにない特徴がある、トヨタのサブスクリプションサービスです。
一見、月額料金が高くなりそうなことしか書かれていませんが、それ以上に魅力的なメリットが盛りだくさんのサービスです。
しっかりとメリット・デメリットを見て、自分に合っているかを確かめてみてください。
トヨタのKINTO(キント)とは?

KINTOは、トヨタのサブスクリプションサービスです。
定額の月額料金を支払うことでクルマに乗れます。
クルマ離れが深刻化するなか、若者を含め幅広い世代の人に手軽にクルマに乗ってもらうためにトヨタが提供しています。
「クルマを買うにはまとまったお金が必要だよね…」
「故障や事故で、急にお金が必要になっちゃった…」
「車検までにお金を貯めておかなくちゃ…」
と感じている人は、KINTOに向いているかもしれません。
「クルマのことはよくわからない」「クルマの契約に時間をとられたくない」人は、ディーラーの営業マンの接客がちょっと苦手…かもしれませんね(ボクもそうです)
ネットで完結できるKINTOは、接客が苦手な人にもオススメですが注意点もあるのでしっかりチェックしていきましょう。
KINTOの月額料金

KINTOは、車種やグレード、オプション追加や契約年数によって月額料金が異なります。
月額料金 | 14,740〜130,460円 |
月額料金に 含むもの | 自動車税・重量税・自賠責保険・任意保険(車両保険付き) 点検費用(オイルなど消耗品)・代車費用・車検費用 |
期間 | 3年(車検なし)・5年・7年 |
想定走行距離 | 1500km/月 (利用月数×1500km/月より超過した場合は超過料金) |
車種 ラインナップ | ルーミー・ヤリス・パッソ・アクア・カローラスポーツ プリウス・カローラツーリング・ライズ・ハリアー クラウン・bZ4X・ノア・ヴォクシー・シエンタ アルファード・ヴェルファイア (時期により選択できない車種あり) |
会員特典 | 会員限定車種・グレード(モリゾウセレクションなど) ソフトウェア(ハードウェア)アップグレードサービス |
コンパクトカーからミニバンまで幅広い車種から選べるのはトヨタならでは。
ただしフルラインナップではなく、タイミングによっては選べない車種もあります。
月額料金には含まれませんが、車両返却時に利用月数×1500km/月を超過していた場合は超過料金が掛かります。
KINTOの評判・口コミ

KINTOについて、実際の評判や口コミを見てみます。
KINTOのサービスは、2019年3月から提供を開始し現在までに4年を経過しています。
まだ「3年プラン」で返却したという口コミはみられませんが、契約期間中の乗り換えはスムーズなようです。
KINTOの良い口コミ
- 契約期間中の乗り換えで査定による減点はゼロ(0円)で乗り換えできた
- 返却時に距離の超過走行距離分は明確に11円/km(税込)と決められ払うだけ
- クルマが個人からサブスクに切り替わることにトヨタが最初に気付き優遇している
- 20代前半のドライバーが車両保険に入れば20万超えはするのでKINTOが断然お得
私、KINTOユーザー!
— A.F. / アルプス移住の編集者 (@alps_ina) May 15, 2023
先月車を乗り換えました!
返却時の「原状回復費用」請求、2年2ヶ月間乗った私の車両状態の査定による減点はゼロ(0円)、契約走行距離を約5,700kmオーバーしていため6万円超を支払うことになりました。
※KINTO契約では1ヶ月上限1,500km、超過分1kmあたり10円です。
KINTOの価格設定ってホントによく考えてあって、事業主の車輌入れ替えの煩雑さと車入れ替えたい欲の間で凄く考えられてます。トヨタはやはり車は個人所有の時代で無い事に他メーカーより早く気付いたのでしょうね。
— はさみ (@iyaitaxky) June 8, 2023
KINTOに新型プリウス投入し、次は新型アルファードでしょうから。 https://t.co/TonlzPNsbN
トヨタのKINTOで見積もり貰ったけどカローラスポーツで3年ボーナス払いなしで6万程。保険料など全て込みでこれなら買うよりお得。購入したら娘の保険料だけで20万超え確実だし数百万単位でお金減るの嫌だし丁度いい。
— NORA (@NORA81274221) March 4, 2023
保険料高い若者にはKINTOって需要増えそう。
車両保険付きで、自損事故でも車の凹みを直すことができるため返却時の査定は有利なようです。
近年の半導体の供給不足でクルマの納車時期の遅延が問題になっていますが、KINTOなら納車時期が1〜2ヶ月は早まるなど優遇措置があります。
また、20代前半のドライバーが車両保険に入った場合20〜30万円/年は掛かってしまいますが、KINTOなら月額料金に込みとなっている点は本当にお得ですね。
KINTOの悪い口コミ
- 月間走行距離によっては返却時に超過料金で何十万と払うハメになる
- 任意保険の等級が高いなら解約してまでKINTOに乗り換えるのはソン
- 通勤距離が長いなら乗れば乗るだけ走行距離の超過料金が膨れ上がる
通勤車トヨタのKintoでいいんじゃね?て思ったら走行制限あって単純計算で返却時に100万円払わないといけないからダメだと思った笑
— sakaG Veltiga (@sakaG326) December 10, 2022
100万円の10年前の車乗り回してる方が楽しいやつ
車の乗り換え、トヨタのKINTOで3年カローラクロスを乗ってみるか、と思って見積もったら月63,000円、年756,000円と出て、保険料と税金コミでもちょっと高いなと思ってやめた。保険が20等級まで来てるとかなり割高に感じる(新規購入で保険が6等級からならありかもしれない)
— KNBR(64.5kg) (@knbr77) November 15, 2021
TOYOTAのサブスクKinto。
— 楠本 幸貴@ベーカリスタ代表(ベーキング素材メーカー) (@koki_kusu) April 22, 2023
検討したけど、月に1500kmの走行距離制限がネック。北海道の走行距離は半端ないから。1キロオーバーごとに11円追加請求される。で、結局銀行のメンテナンスリースで契約した。…
月間走行距離が1500km/月で縛りがある点がネックという口コミが多くみられました。
以前の記事で調べましたが、通勤距離が片道30km以上の人は要注意です。
また、任意保険(車両保険)の等級が20等級に近い人は等級の大幅な割引を捨ててまで乗り換えるメリットはありません。
KINTOのメリット8選
KINTOのメリットを紹介します。
魅力的なメリットが盛りだくさんなので、その内容をしっかりと確認していきましょう。
トヨタの新車が頭金0円ですべてコミコミ定額月額
KINTOは初期費用フリープランを選択すると、頭金0円で乗り始められます。
大きな出費をせずに常にフラットな金額で乗れます。
自動車税や5・7年プランでは車検費用も込みなので常にフラットな金額で乗り続けられます。

解約金フリープランもありますが、
初期費用を払う必要があるためオススメしません。
WEBで申し込み→契約まで完結
KINTOは車種の選択からグレード、オプションをじっくりと自宅で選べます。
車庫証明などの手続きがあるため最低でも1回はトヨタに行く必要があるかもしれませんが、時間に縛られずにクルマ選びができるのは良いですね。

ディーラーの営業マンと話をするのが苦手な人にもオススメです。
購入よりも納期が早い
世界的な半導体不足で新車の納期が遅れています。
特に電装品を多く含むハイブリッドモデルは遅れが目立ち、1年以上の納期となるモデルもいまだに多いです。
しかしKINTO普及に力を入れるトヨタは、KINTO車種の納期を早めてメリットを強調させています。
例えばヤリスを購入の場合に納期は2023年5月末現在、以下になっています。

KINTOでは以下と、およそ半分の納期です。


特装車の回転シート車でも納期は1.5〜2ヶ月と
KINTOが優遇されていることがわかります。
ライフスタイルに合わせてクルマを乗り換えられる

KINTOは、契約途中でも割安な手数料でクルマを乗り換えられます。
3年プランは契約から1年半後に、5/7年プランなら3年以降にライフスタイルの変化に合わせてクルマを乗り換えられます。
子供が産まれたからスライドドアのクルマに乗り換えたい、といった希望を叶えることができます。
他社ではマネできない、KINTOの1番のメリットと言えます。
メンテナンス費用0円 トヨタディーラーで整備

トヨタ車限定のメンテナンスパックと同等の整備内容で安心してクルマに乗れます。
トヨタ車に精通した整備士が点検整備にあたるので安心感が高いです。
リコール対応の情報も漏れなく連絡が来るので、故障リスクが低減できます。
車両保険付きで年齢制限もない
KINTOは、車両保険付きの任意保険も付いています。
- 対人、対物賠償は無制限
- 人身傷害補償保険は5,000万円/人まで
- 車両保険付き(免責5万円)
- ロードサービス特約(車両搬送費用補償、緊急時応急費用補償)
- レンタカー費用補償特約(事故30日、故障15日)
- 弁護士費用特約(300万円/事故)
車両保険(任意保険)の請負元は、自動車保険最大手の東京海上日動保険です。
若年者が割高の車両保険でも月額料金の上乗せはありません。
KINTOでは、3/5/7年でクルマを返却しますが、返却査定時の現状維持修理でも車両保険を使用できる可能性が高いです。
車両保険を使用する場合に免責金額の5万円を支払う必要がありますが、現状維持修理をできるのであれば格安です。
KINTOの月額料金が高いと言われる人がいますが、この保険内容を見逃している可能性が高いです。
クレジットカード払いができる
KINTOでは、クレジットカード払いができます。
クルマの購入時やカーリース契約の場合、クレジットカード払いができないことがほとんどですが、KINTOは月々の支払いにクレジットカードが利用可能です。
クレジットカード払いでポイントを貯めている人はメリットしかありません。
法人契約の場合は、会社の法人カード払いであれば可能です。
経費で落とせる
法人、個人事業主の方はKINTOの月額料金を費用として経費で落とすことができます。
クルマを購入した場合には減価償却で何年も複雑な計算をしなければいけません。
KINTOはリース契約なので全額経費とすることができるので経費計算がカンタンです。
個人事業主になる予定がある方も起業準備期間に遡って経費にできる可能性があります。
KINTOのデメリット4選
KINTOのデメリットを紹介します。
デメリットに該当する人はKINTOの旨みを得られません。
しっかりと確認しておきましょう。
走行距離に制限がある
KINTOには、1500km/月×契約月数の縛りがあります。
1500km/月×契約月数を超えた超過分は、返却時に1kmあたり11円(税込)の追加清算が掛かります。
KINTOの悪い口コミのなかで最も多かったのが距離制限でした。
特に通勤距離が片道30km以上の人は注意してください。
任意保険の等級を引き継げない
KINTOでは、以前に加入していた任意保険の等級を引き継げません。
任意保険に継続して加入していると等級が毎年上がっていきます。

※一度でも事故を起こすと翌年から3年間、「事故有係数」での割引率になります。
8年以上無事故を継続している人は、KINTOと契約しない方がよいです。
ただし例外があり、自分の子供に等級を引き継がせたい場合は自分がKINTOと契約するのはお得な方法です。
免許返納、海外転勤以外の途中解約は違約金あり
KINTOでは、免許返納時または海外転勤時は解約金0円でクルマを返却することができます。
違約金には明確な計算式があり、ホームページで公表もされています。
首都圏転勤などでクルマを手放す可能性があるなら購入は控えた方が良いでしょう。
免許返納を控えてのKINTO利用も注意しましょう。
返却時年齢が90歳以上の場合はKINTOの契約はできません。
自己所有にならない
KINTO契約で、クルマ所有者はトヨタになります。
個人所有にはなりません(普通車扱いで希望ナンバーも選べます)
- ペットの同乗
- 車内での喫煙
- クルマの改造(相談可)
クルマの価値を下げる行為は基本的に認められていません。
クルマの改造は、返却時に現状回復が可能な場合は認められる可能性があります。
KINTOに向いている人・向いていない人
最後に、KINTOに向いている人・向いていない人を紹介します。
- WEBでカンタンに契約したい人
- 新車を買いたいが万全な車両保険を付けておきたい人
- 運転初心者でクルマをぶつける可能性の高い25歳までの人
- 定期的に安全装備が充実した新車に乗り換えたい人
- 頭金、車の購入資金がないが、新車に乗りたい人
- 毎月定額にして家計を安定させたい人
- 事故などで突発的な出費を払いたいくない人
- 他のリースのような残価清算をゼッタイにしたくない人
- ディーラー整備で安心してカーライフを過ごしたい人
- クルマが痛みやすい雪国に住んでいる人
- 法人、個人事業主などの会社経営者
- 海外転勤可能性がある人、免許返納の予定がある人
- 車両保険(任意保険)の等級を子供に渡す予定の人

自損事故も補償される車両保険付きでクルマをぶつけても安心です。
最新安全装備の新車が選べるので運転に自信のない人・初心者に
特にオススメです。
- 通勤距離が片道30km以上の人
- ドライブ、旅好きでよく遠出する人
- 車両保険(任意保険)の等級が20等級に近い人
- 26歳以上で車両保険(任意保険)を使ったことがない人
- クルマの運転に自信のあるゴールド免許の人
- 首都圏転勤などクルマを手放す可能性が高い人
- ペットと一緒にクルマに乗りたい人
- クルマで喫煙したい人
- クルマのカスタムを楽しみたい人
- ディーラーで営業マンとじっくり検討したい人
- 安全装備が充実した新車にこだわりがない人
- 定期的なオイル交換や空気圧点検が行える人(メンテナンスパックでも可)
- クルマが痛みにくい屋内駐車できる人
- クルマの修理に対応できる人
- 1台のクルマに長く乗り続けたい人

距離数制限が最大のネックです。
年間走行距離が18000kmを余裕で超えるようなら
KINTO契約は控えましょう。
KINTOについてのよくある質問
以下では、KINTOについてのよくある質問をまとめました。
- QKINTOはやっぱり高いの?
- A
KINTOが高い!という口コミは多々ありますが、任意保険(車両保険)のメリットを無視した意見が多いです。事故を起こしたとしても多額の出費にならないメリットは大きいです。
- Qクルマをぶつけてしまった場合は?
- A
KINTO契約中の車両は自損事故にも対応した車両保険に加入しています。
事故や相手のいない物損事故、駐車中に車をぶつけられたなどは事故受付センター(0120-137-160)へ連絡しましょう。
- Q保険を使ってしまったら月額料金は上がらないの?
- A
上がりません。通常の任意保険(車両保険)では事故を起こした翌年から3年間は事故有係数が適用され保険料が大幅に上がりますが、KINTOの保険はリース契約付帯のため上がりません。
- Q家族や友人に運転させても大丈夫?
- A
KINTOに付帯する保険は個人ではなく車両に付いています。
もし車の使用を認めた方が事故を起こしたとしても保険は適用されます。年齢制限もありません。
- Q冬タイヤはどうするの?
- A
KINTOにはオプションで冬タイヤが選択できますが、割高なためこのブログではおすすめしていません。お得な選択についてはこちらで記事にしています。
以上が、KINTOについてのよくある質問です。
KINTOでフラットな生活を始めよう
この記事では、KINTO(キント)の特徴や注意点、実際の利用者からのリアルな評判・口コミを紹介しました。
購入よりサブスクリプションで自由にクルマを乗り換えできるKINTOは、毎月定額でフラットな出費で済むことから利用者が増えているサービスです。
距離数制限や長年クルマを無事故で所有している人には旨みが少ないなどのデメリットはあるものの、それ以上にたくさんのメリットがあります。
安全性能の高い新車に料金フラットで乗り続けたい人は、この機会にKINTOへの契約をぜひ検討ください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
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