カーレビュー

スバル R1を買う3つのメリット 独自生産最後のプラットフォームで作られたのは現代版360

スバル R1
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【プロフィール】スバル R1

スバル R1は2005~2010年までに販売されていたスバル独自生産の軽自動車だ。

R1と同じプラットフォームを使うモデルにR2とステラがある。
R2はR1の4ドア版、ステラはトールワゴンになる。

発売順はR2が2003年、R1が2005年、ステラが2006年となる。

R1はスバルブランドの起源となった乗用車360(1958~1970年)をリバイバルさせたような外観となっている。

発売順としてはR2が先行しているがスバルは念頭からこの360があったのではないかと思われる。そしてR1は2ドアとして発売されていた360に最も近いカタチとして売り出したかったのではないか。

2ドアというとスポーツ車のイメージが強いがスバルは全くその路線で売り出す気はなかったようだ。

発売当初は自然吸気のDOHC直4エンジンの発売のみ、約半年後に廉価版のSOHC車、さらに約半年後にスーパーチャージャーモデルを発売させた。

ミッションは全てCVTとなる。
MT車が加われば楽しいモデルになるのではと当時は思っていたが実現することはなかった。

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【メリット①】ショートホイールベースのキビキビ感

R1はそのスタイルからコンパクトであることは想像できるがホイールベースも短い。

同じようなスタイルでホイールベースの短い順にスズキ ツイン(1800mm)、スマート K(1810mm)、スズキ 初代カプチーノ(2060mm)があるがR1は2195mmだ。

参考にホンダ S660が2285mm、スズキ アルトワークス(HA36S)が2460mmなのでショートホイールベースであることはわかるだろう。

ショートホイールベースはもともとの素性からキビキビとしたハンドリングを得やすい。
厳密にいえばステアリングギヤ比やタイヤ径などの違いによって味付けは違ってくるが、街中やヘアピンカーブが続く狭い山道などで頼もしい武器になる。

もちろん女性にもおすすめできる。ショートボディ、ショートホイールベースは駐車もしやすい。

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【メリット②】Cピラーを前傾させたスタイル優先ボディは機能性も

軽自動車は規格が決まっており全長、全幅をいっぱいまで使うのが一般的だがR1はスタイルのためにCピラーを大きく前傾させている。

これにより後席の頭上スペースは著しく減少しているが他の軽にはない独特の綺麗なシルエットをしている。

乗車定員は4名となっているが2+2名乗車のクーペスタイルといってよい。
後席は子供用だ。

またスタイルの副産物として車体後部の上部を中央に寄せることによって慣性を抑える効果もある。

スバルの軽自動車は4輪独立懸架も特徴だ。
リヤサスのスムーズな動きと合わせて上下左右の慣性を抑えるボディは良い素性を持っている。

スポーツ車として素性の良さを持っていたと思うがどこか可愛さに振ってしまった感がありヒットとは呼べないモデルではあったが、ボクは隠れた名車だと感じている。
中古車市場でも安価だ。

R1にしかない乗り味がある。ぜひ体感してほしい。

【メリット③】やはり独特のプロポーション

いままで機能的なトコロを書いてきた。
ショートホイールベースによるメリット、Cピラーを前傾させることによる慣性の低減などだ。

スバルならではの機能を持たせるとこういう形になるということだ。

世のスポーツ車、スーパーカーはカッコ良く仕上げるためにワイド&ローのスタイルを採用しているのではない。機能性を突き詰めて最後にアクセントとしてカッコ良く仕上げているだけだ。このアクセントは官能性能と呼ぶところだ。

スバル軽自動車群の特徴はR2の記事で書いたがR1のプロポーションも同じ仕上げ方だと感じる。

R1が発売された時代はトールワゴン時代だった。
あえてこの形で出したスバルのこだわりは走りにも宿っている。

ただ660cc4気筒は低回転のトルクが弱い。
中古を狙うならぜひスーパーチャージャーモデルをおすすめしたい。

スバル R1 後ろ
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