GLTDとは?
”団体”長期障害所得保障保険と言われるように個人では入れない保険です。
前提として会社が損保会社を通じて入るもので個人が入れるものではありません。
つまりあなたが働いている会社がGLTDに入っていなければ恩恵を受けることはまずできません。
どんな保険?
一般的に障害所得保障保険とはケガや病気になったときの所得を保障してくれる保険です。
この保険によって仕事ができない間の最長65才(今後70才とかになるかも)まで継続して所得保障を受けることができます。
つまり30才で仕事ができなくなったら単純に35年も所得が保障されます。
保険料は割安な場合が多い
個人の場合、保険料は全額自己負担となるのは当然ですが、会社加入の団体保険のため団体割引があり保険料が割安となる場合が多いです。
また所属する会社により異なりますが、会社負担分といったように会社が保険料を全額払ってくれるパターンや会社負担分では月々の支払い額が足りない!といった場合に個人負担分を追加で払えることもあります。
一口 1万円(保障額)で一口につき掛け金が〇〇〇円といったように口数で掛けられる場合が多いです。
年代別で 〇〇〇円 / 一口 は違い、高年齢になるほど高額になります。
しかしながら個人で入る所得保障保険障害保障、一般には就業不能保険と言われたりしますがSBI生命さんの「働く人のたより」やアクサダイレクトさんの「アクサダイレクトの働けないときの安心」より断然割安です。

いくらでも掛けられるわけではない
掛け金の上限としては年収の50%以内に設定されていることが多い。
例)年収500万円なら、その50%の250万円まで
250万 ÷ 12ヶ月 = 月々 20万円前後までは掛けられるということ
一口 1万円だったら20口までということです。
会社と折半で掛ける方はこの限りではないようです。
各損保会社で設定は異なるようなので会社でパンフレットのようなものがあれば確認してみてください。
受け取れるまでにはハードルがある
個人で入る就業不能保険も同じですが、免責期間というものが設定されています。
働けなくなったからといってすぐに保険金を受け取れるわけではありません。
免責期間とは?
働けないと確定してから保険金を受け取れるまでの期間です。
医師の診断書や症状が確定した日から~日といったように期間が設けられています。
団体長期障害所得保障保険(GLTD)は会社を通じて加入するものなので多くは540日に設定されていることが多いようです。
免責期間が540日に設定される理由は?
会社員が働けなくなった場合に休業する場合、傷病手当金が支給されるからです。
その傷病手当金の支給期間が1年6ヶ月までと定められています。
2022年1月からは傷病手当金の受給が”通算”1年6ヶ月になり改良されました(いままでは治ってしまったらそこで打ち切りでした・・・)
人によっては 働けない状態になった → 有給消化 → 傷病手当金受給 → GLTD保険金受領となり、傷病手当金受給と重なる期間が発生する方もいると思いますが540日経てば支払いが開始されます。
このように保険金を受け取れるまでは長い免責期間があるのがフツーです。
540日以上も休業することなんてあるの?
身体の病気で休業の場合、よっぽどの難病や事故でなければ2~3ヶ月で退院・復帰となることが多いです。
ただ近年増加している精神的な病気にかかってしまった場合は6ヶ月以上の治療となることが多々あります。
確率は低いにしても月々何百円の掛け金で毎月の生活費を心配せずに暮らしていけるのは大きな心の安心につながると思います。

精神疾患の場合は期間限定、保障されないことも・・・
損保会社によって、または損保会社と会社の取り決めによっても変わってきますが精神疾患の場合は65才まで保険金を受け取れることは皆無です。
精神疾患に対する保障は標準として付いているか精神障害保障特約といったように特約となっているところもあり確認が必要です。
また保障期間は最長でもは24ヶ月(2年間)となっています。
加入・更新機会は年1回!
1月1日から1年間、4月1日から1年間といったように1年契約となる場合がほとんどです。
決算期と連動している場合が多いです。
もしお勤めの会社が団体長期障害所得保障保険(GLTD)に加入しているのなら年1回のチャンスに下記を検討してみてはいかがでしょうか?
- 個人加入枠があるなら個人加入の検討
- 個人加入枠の増額の検討
- 既存の個人保険の見直し
保険を見直して高コスパ生活をおくれば、財布は重く心が軽くなりますよ♪
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